ブロードキャストとは~30秒で解説~

ブロードキャスト(Broadcast)は英語で「放送」という意味

同じネットワーク内にいるみんなに一斉にメッセージを送る仕組みのこと

・機器が相手のことをまだ知らないときに使われる

ブロードキャストってなんだろう?

レータ

今回はブロードキャストについて解説するよ。

簡単に説明すると同じネットワーク内全体に向けてメッセージを送る機能だよ。

チャイ

どういったときに全体にメッセージを送るの?

レータ

以前解説したDHCPを思い出して欲しいんだけど、機器が「誰かIPアドレスを下さい!」って全体に話しかけていたよね。これがブロードキャストだよ。

詳しく解説するね

チャイ

よろしくお願いします!

ブロードキャストについて

ブロードキャスト(Broadcast)とは、同じネットワーク内全員に向けて通信を行う仕組みになります。

例でいうと、機器がネットワーク全体にIPアドレスを要求する(DHCP Discover)が一番分かりやすいと思います。

個別にやり取りするより効率がいいことと、相手先の住所(IPアドレス)を知らなくても一斉に呼びかけられるメリットがあります。

ネットワークの通信には全体に発信するブロードキャスト以外にも、特定の一台だけに送るユニキャストや、特定のグループだけに送るマルチキャストがあります。

具体的な使いどころとメリット、デメリットについて

ブロードキャストの具体的な使いどころ

DHCPの住所探し
→ PCやスマホが「誰か!住所をください!」とネットワーク全員に呼びかける(DHCP Discover)

ARP(アープ)通信
→ 「192.168.1.5 さん、あなたのMACアドレス教えて!」と全員に呼びかける

ブロードキャストのメリット

・相手の住所を知らなくても一斉に呼びかけられる

・ネットワークの初期設定や探索に便利

ブロードキャストのデメリット

・全員に届くので、人数が多いと無駄が増える

・たくさんのブロードキャストが飛び交うと「ブロードキャストストーム」と呼ばれる通信の渋滞が起こる

まとめ

今回はブロードキャストについて解説しました。

ネットワーク内全体に一斉送信ができ、DHCPの様な相手が分からないときにも送信ができる便利な機能です。

今回出てきたARPやマルチキャストについても解説していきますので、その際はぜひ一読下さいね。

それでは、最後まで閲覧頂きありがとうございました!